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古物市場の基礎知識、初心者でもわかる利用方法とメリット

古物市場に興味があるけれど、どのような場所なのか、どう参加すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?古物市場は、アンティークやリサイクル品など、さまざまな品物が集まる魅力的な場所です。業者間の取引がメインですが、近年では一般の方も参加できる市場も増えています。本記事では、古物市場の基本情報や参加方法、魅力について詳しく解説します。古物市場を通じて、掘り出し物を見つける楽しさを体験してみましょう。


古物市場についての基本的な情報

古物市場は、古い品物やアンティーク品を販売する市場のことを指します。これらの市場では、古い家具、陶器、絵画、装飾品など、様々な種類の品物が取引されます。古物市場は、歴史的な興味やコレクションのために訪れる人々にとって人気があります。また、一部の古物市場では、古着や古い電化製品などの現代的な品物も販売されています。これらの市場は、文化的な交流の場としてだけでなく、ユニークな品物を見つけるための場所としても知られています。

古物商の許可を持った物同士が取引を行います。競りの形式で売買が行われ、競りに参加するためには入会費を支払うのが一般的です。費用については会場ごとにルールが異なり、金額に決まりはありません。

古物市場とは?

古物市場とは、古物(中古品や骨董品など)の売買が行われる市場を指します。この市場は、古物商と呼ばれる古物の取扱いを許可された業者が集まり、さまざまな古物を売買する場です。古物市場は、リサイクルや再利用の促進の役割を果たしています。

  • 古物市場の種類、古物市場では、以下のような商品が取引されます。
    • 中古品:家具、家電、衣類、書籍、玩具などの日常生活で使われた商品。
    • 骨董品:美術品や工芸品、古いコインや切手、古文書などの歴史的価値のある商品。
    • ブランド品:中古のブランドバッグ、時計、ジュエリーなどの高級品。
  • 古物市場の利用方法
    • 古物商の許可を持つ者のみが参加出来ます。

古物市場に参加するためには、事前に市場への登録が必要です。市場によっては会員制を採用しているところもあります。

  • 登録方法、市場のウェブサイトから申し込み、または直接市場事務所で手続き
  • 必要書類、古物商許可証、身分証明書
  • 登録費用、市場によって異なるが、年間会費が必要な場合がある

古物市場で取引されているもの

業者オークション形式で取引が行われ、家財道具や美術品・骨董品、バイクや車や建設機械など様々な物が売買されています。実際に現地で競りによる取引がされる場合と、オンラインで取引される場合とやり方も進化しています。。

ライブで配信されて入札が出来るオークション会場もあり、離れた場所からでも入札出来るのがとても便利です。

着物やお酒やコインなど、一度に量が集まらない品物は開催期間の間隔が空きますが、古物市場で取引されていたりします。

取引の形式

古物市場では、取引の形式がさまざまです。

  • オークション形式:出品された古物に対して参加者が入札し、最高価格を提示した者が購入する形式。
  • 即売形式:出品者が価格を設定し、その価格で購入希望者が商品を購入する形式。
  • 委託販売形式:出品者が市場に商品を預け、市場が販売を代行する形式。

国内の家財品の古物市場のジャンル

それぞれの市場で出品されるもののジャンルが異なり家財道具であれば、家電、家具、日用品雑貨、ホビー品、楽器、ブランド品、美術品・骨董品などがあり、これらがリサイクルショップが仕入れで購入するようなもの。ブランド品だけの市場があったり、美術品や骨董品だけの市場もあります。

オークション会場

ブランド品や家財品を扱う市場
JBA 日本ブランドオークション 東京

ブランドオフが開催している古物市場。東京と金沢で開催をしている。ライブネットを使ってオンラインで競りに参加も可能。古物商の許可があれば参加は誰でも可能。月曜日(月3回)と木曜日に競りが行われている。入会金11000円のほか、月会費または年会費が必要

ジャンルブランド品・バック・時計・宝飾品
オークション開催日ホームページで確認
住所東京都中央区銀座6-16-12 丸高第1ビル9F
月会費、年会費月額1100円(税込み)、年額12000円(税込み)

このオークションは現地で入札以外にネットからオンラインで入札が可能。東京以外には金沢でも行われている。

KOMRHYOオークション
ジャンル宝石、時計、バッグ、アパレル
オークション開催日宝石、時計、バッグは月2回
アパレルは月1回。開催日程はHP確認
入札形式オンラインオークション
入会費・月会費30000円(入会時) 月/3000円

KOMRHYOオークションは下見は可能だが現地での開催は行っていない。すべてオンラインオークションの形式となるのが特徴

エコリングtheオークション
ジャンルブランド品、道具類
オークション開催日毎週水曜日・金曜日 10:00~
入札形式オンラインでリアルタイムに入札
入会費・年会費30,000円・20000円
Lauction https://www.theou.co.jp/service_auction/

お酒を取り扱う古物市場。月に一度競りが開催されている。お酒の市場は少ないので、珍しい海外商品や終売商品といったものが手に入るのも特徴の一つ。

ジャンルお酒、ウィスキー・ブランデー・日本酒など
オークション開催日月に1回
住所東京都台東区上野5-23-14グリーンオーク御徒町4F
入会費10000円
入場料3000円(1名)
手数料売り手:8%(30000円以下の場合は15%)
買手:8%
美術品を取り扱う古物市場

美術品を取り扱うオークションの場合は、売り手は業者であっても買い手は一般の人が買えたりします。オンラインなどでも購入が可能。開催日などは会場により不定期。

SBIアートオークション
ジャンル美術品、絵画
オークション開催日不定期
住所東京都江東区有明3丁目6−11TFT ビル東館 6F
資格一般でも購入可能
手数用売り手:15%+消費税
買手:15%+消費税
シンワオークション
ジャンル美術品、絵画、日本画・洋画・外国絵画・彫刻・版画・戦後美術&コンテンポラリーアートなど美術品
オークション開催日不定期、ホームページからスケジュール要確認
住所 東京都中央区銀座7-4-12 銀座メディカルビル 2F
入会費・月会費オークションへの参加は無料
資格一般でも購入可能
手数用売り手:15%+消費税
買手:15%+消費税

関東の古物市場

東京の古物市場

ハッピー東京オークション

ジャンルブランド・時計・ジュエリー
オークション開催日毎週金曜日
住所東京都港区浜松町2-6-2 262ビル2階
連絡先TEL 03-6809-1690
入会費・月会費入会金10,000円
入場料・参加費3,000円

ジャパンオークションセンター

ジャンルブランド・家電製品・小物など
オークション開催日毎週水曜日
住所東京都足立区中央本町4-15-1
連絡先TEL 03-3880-4118
入会費30,000円
入場料・参加費2,000円

ここは古くからある市場なので、参加者は競りの時に金額を言う時には「符丁、ふちょう」を使う人がいます。絶対に使う必要はありませんが、価格がいくらになっているのかを把握するためにも、この市場を利用するなら覚えておいた方が良いでしょう。

練馬五十会 

ジャンル道具、宝石、アクセサリー、宝石、時計、衣類、着物、毛皮
オークション開催日(道具・宝石・アクセサリー)10日、(宝石・時計大会)28日
※2・6・10月のみ(衣類・着物・毛皮)15日、8月のみ
住所東京都練馬区高野台2-24-22
連絡先TEL 03-5910-3336
入会費・月会費要確認
入場料要確認

神田三八会

ジャンル着物
オークション開催日毎月18日 ※7月~9月は休み
住所東京都江戸川区松本1-10-10
連絡先TEL 090-3222-7632
入会費・月会費要確認
入場料要確認

埼玉の古物市場

所沢三・八会

ジャンル骨董系
オークション開催日毎月3・13・23日は道具系、8・18・28日
住所埼玉県入間郡三芳町上富642-8
入会費・月会費なし
入場料3の付く日が1500円、8の付く日が2000円(ともに食事代別、駐車料込み)
手数料売り手7%(50万円以上は6%)
買い手(内税方式)

神奈川の古物市場

SGオークション

ジャンル道具を中心としたリサイクル品全般
オークション開催日毎週水曜日 10:00~ 
住所横浜市鶴見区駒岡4-23-6
入会費・月会費20000円、
入場料参加費一人1000円 駐車台2000円
手数料買い手:8%
売り手:歩銭なし。(大物1000円、小物400円)
手伝いをすると手数料の割引あり

湘南オークション

ジャンル道具類、美術品、衣類、時計、宝飾品類、自動車、自転車類、写真機類、
事務機器類、機械工具類、皮類、ゴム製品類、書籍類
オークション開催日毎週金曜日
住所神奈川県藤沢市石川6-14-10
連絡先※新規の場合は入会している者からの紹介が必要
入会費(登録料)・月会費22000円(初回のみ)、1回3000円、月会費6600円、回数券の場合、4回10000円、6回25000円
駐車料金2トン車以上1000円
2トン車未満500円
手数料買い手:8%
売りて:6%

横濱タイガーデン

ジャンル家具、家電、その他、ブランド品、骨董、厨房機器、オフィス
オークション開催日毎週火曜日
住所神奈川県横浜市瀬谷区北町44-6
連絡先045-922-6100
入会費・月会費30000円。
※新規の場合は入会している者からの紹介が必要
入場料・参加費3000円
手数料買い手:10パーセント
売り手:10パーセント

丸保市場

ジャンル骨董・着物・貴金属・カメラ・時計・古民具・家具類・ブランド品・工具・楽器・絵画・電化製品・贈答品・その他
オークション開催日毎月 3,8,13,18,23,28日
住所神奈川県横浜市南区共進町1丁目22番地
入会費・月会費5000円(初回のみ)
入場料1000円(一人)

昭和27年から開催されている横浜では老舗の古物市場。


中部の古物市場

名古屋クラウンオークション

ジャンル家電、家具、ブランド品、おもちゃ、工具、業務用機器、事務用品、店舗用品、厨房用品
オークション開催日毎週水曜日
住所愛知県春日井市白山町4丁目9-7
連絡先0568-53-6501
入会費22000円(初回のみ)
入場料・参加費2000円

エコサイト小牧

ジャンル電化製品、家具、厨房品、事務用品、骨董品、ブランド品、カメラ、貴金属、
楽器、工具、その他
オークション開催日毎週金曜日
住所愛知県小牧市小松寺2丁目186
連絡先055-946-5585
入会費22000円、
利用料1870円(1回)

関西の古物市場

大阪の古物市場

STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)

ジャンルブランド / 宝飾品 / 時計
オークション開催日毎日
入札形式オンライン入札のみ
住所東京都品川区勝島1-1-1東京SRCA棟8F
入会費・月会費なし
入場料なし
手数料出品するもの、落札するものによって異なる。

古物市場を利用するメリット

古物市場を利用して商品を仕入れるというのは以下のようなメリットがあります。

多様な商品ラインアップ

  • 幅広い品揃え 古物市場には、骨董品やアンティーク家具、ブランド品、時計、ジュエリー、楽器など、さまざまな種類の商品が出品されています。これにより、多岐にわたる選択肢の中からニーズに合った商品を見つけることができます。

仕入れコストの削減

  • 低価格 中古品やアンティーク品は一般的に価格が安く設定されています。古物市場を利用することで、質の良い商品をお得な価格で購入することができます。
  • 出品手数料の低さ 一部の古物市場では出品手数料が安く、コストを抑えた売買が可能です。

一度にまとまった量の仕入れが可能

競りの開催日までに古物市場には多くの中古品が集まるため、まとまった仕入れが出来ます。大量の商品を買えるというのは効率的にも大きなメリットがあります。

古物市場の使い方の裏技ポイント

一般ユーザーから買い入れした品物を古物市場で売却することで利益を得ることが出来ます。リサイクルショップは古物市場で購入し、仕入れた商品を再販することで利益を出すことが出来ます。これが一般的なイメージしやすいことですが、実はこれ以外の使い方もあります。

小売りをしているショップも一般ユーザーから直接買い入れして、店舗で商品として販売したりするのですが、中にはいつまでも売れない商品や、買い入れの需要が多いと在庫過多になる場合があります。

このような時に古物市場で在庫整理をするのに利用が出来ます。古物市場で売却して換金することで得るキャッシュフローも大切です。

またそれを資金に買い入れが出来るのですから。

古物市場で情報収集

リユースのビジネスはいつでも変化しています。周りの状況をしっかりキャッチして時流に取り残されないようにすることも大切。

その時に古物市場に出入りすることで、どんな商品がトレンドなのか?同業者はどんなものを買い入れしているのかチェックするには良い場所です。

ただ同業者といえどもライバルでもあるので、迂闊に多くの情報を与えてしまうと墓穴を掘ることにもなりかねません。程よい関係がちょうど良かったりします。

古物市場の特徴

新設されたばかりの古物市場には、まだ始めたばかりの古物商が集まる場合も多く、なじみやすい環境かもしれません。しかし老舗と呼ばれるような古い市場の場合は、売り買いの言葉も難しかったりして思ったように買えない場合もあります。古参が多いところだと少しやりづらいかもしれません。

そういう時には他の古物市場も見学をして、自分に合った古物市場を探すというのも良いです。そして今はオンラインで購入出来るところもあるので、現地に行かなければ購入できないという時代でもありません。

売り手側の場合は、売りたいものがどのような取り扱いになるのかによっても古物市場選びは重要です。

例えば、買い入れした美術品が凄く有名で高価なものの場合には、それ相応の市場に出すべきです。品物に見合った市場でなければ価格は当然低くなります。

その逆に高級な品物ばかりを扱う市場には出品出来ない場合もあります。一つの市場だけでなく、色々な市場を知っておくと最適な出品が出来るようになります。入会するのも紹介が必要なところもあるので、なるべく横の繋がりがあっても損はありません。

オンラインによる入札のメリット

KOMEHYOオークションやスターバイヤーズオークションやエコリングtheオークションといったところはオンラインで入札を行っています。遠く離れた地方の地域からすれば画期的なシステムです。

わざわざ旅費や時間をかけずとも簡単に仕入れが可能です。そのやり方をマスターすれば、仕入れから販売までの全てをオンライン化することも可能です。

都心にはリアルな古物市場が多くありますが、地域によっては数が少ないので、このような方式は今後はさらに増えていくかもしれませんね。

不用品買取業者による販売

古物市場は仕入れのためにだけに利用するばかりではありません。売りて側としても利用が出来ます。例えば、不用品買取や不用品回収を行う業者であれば、古物市場で販売することが出来ます。

古物市場を利用して販売するメリットは以下のようなことがあります。

  • 短期間に販売可能
  • 倉庫を持たずに販売出来る
  • 人手を抱えず販売が出来る

回収や買取をした品物をうる場合に、売れるまでには期間がかかります。しかし古物市場で販売すれば、買手の業者が競り落としてくれるので、その時点で現金化出来ます。

集めた品物を一時保管するためには倉庫など保管場所が必要になります。しかし古物市場を倉庫代わりに利用すれば倉庫代が不要になります。

集める人と売る人で分ける場合、商品を誰かに販売してもらわなければいけません。その場合には人件費がかかります。しかし古物市場で販売をすれば、買手の人が販売をすることになるので人を雇わずに済みます。

これは一人で不用品買取・回収を始める時に有効なテクニックです。

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口コミ

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投稿者プロフィール

甲斐 隆史
イタリアフィレンツェ le arti orafe 卒
愛知県出身
趣味は古いイタリア車に乗ること
2006年帰国後に中古品のビジネスに出会い起業
2007年株式会社コーモドを設立
中古品業界も既に10年以上のキャリア
2023年、地域の買取り業者の検索サイト「ソレウル」を立ち上げ
これまで培った経験と知識を生かして、リユース業界の広報として尽力している