洋銀とは
銀は製品としてだけではなく、地金としても売ることはできます。しかし銀色に見えても本当の「銀」ではないものもあります。洋銀とはどんなものなのかについてご紹介していきます。
洋銀の成分とは どんなものでしょうか?それは洋銀は銅と亜鉛とニッケルの合金です銀という名前はついていますが、本当のところ言うと銀ではありません。明治の時代に多く輸入され、 「西洋の銀ようなもの」ということで”洋銀”と 呼ばれています。
ニッケルシルバー、 ジャーマンシルバーと 刻印のあるものも”銀Ag”の 成分は含んでいません。洋銀は 純銀に比べて耐久性もあるので、 ナイフやフォークやスプーンや硬貨にも 多く使われます。
洋銀の価値はあるのでしょうか?
銀の成分を含んでいないので、 鉄くず扱いです。
洋銀の買取はどのくらい?
鉄くず扱いなの1キロあたり15~20円といったところでしょう。
銀のグラム単位の買取りに対して雲泥の差です。
刻印
洋銀の刻印は”Nickel Silver”や”Silver Plate”や”洋銀”と刻印されています
これらは全て銀(Ag)ではありません。合金、もしくはメッキということです。
シルバーと書いてあると勘違いされる人もいますが、注意が必要です。
【洋銀(ようぎん)】もしくは【洋白(ようはく)】は銀に似た色調の代用銀で銀(Ag)の成分は含みません。刻印は、メーカーや時代ごとに様々な種類があります。
引用元:ネットジャパン
売り物にはならない?
地金としては銀の価値がないので売ることはできませんが、 商品として魅力のあるものならば、 品物として売ることは可能かと思います。
例えばそれがアンティークのスプーンやナイフやフォークであり、 デザインが可愛かったりすれば 買い手も見つかります。
未使用硬貨や記念硬貨であれば、プレミアムとしての価値がつき、 地金以上に高く売れる場合もあります。
ショップでの買い取りは難しいアイテムになりますから、 ご自身で オークションサイトなどを利用して売るのも やり方の一つです。
洋銀の手入れ・変色
本当の銀もそうですが、 洋銀も同じように 酸化が始まると 黒ずんでいきます。
この黒ずみを落とすには、 食器用洗剤などでは落ちません。
方法の一つとしては、 ジュエリーを磨くシルバー用クロス使うことです。
このクロスを使えばあっという間にピカピカになります。
それか、 金属磨き用の”ピカール”を使う。 酸化汚れもあっという間に落ちます。
もしくはこれが手に入らない場合は、 重曹を使います。
鍋に水を入れて温めます。 その中に重曹を入れます。 重曹が入ったお湯の中に、 汚れを落としたい洋銀を入れます。
そして上から落とし蓋のようにアルミホイルをかぶせます。
1時間以上置いて 様子を見てみてください。
一度に完璧に落ちるとは限りませんので、 それぞれの方法を合わせて試してみるのが良いかもしれません。
楽器によく使われる洋銀
楽器のフルートなどには 洋銀がよく使われます。 スプーンと同じように酸化しやすいので、 こまめなお手入れは必要です
楽器の場合はお湯で温めた重曹に浸すのは難しいので、銀製用クロスでお手入れがしやすいでしょう。
まとめ
もし家財処分で”銀製品”が出てきたのならば、まずは刻印をよく見てみましょう。
”silver925” もしくは950や”純銀”と刻印があるものだけが”銀Ag”として地金で売却することが出来ます。”洋銀”や”洋白”とあるものは地金では買取は出来ないと思ってください。
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投稿者プロフィール
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イタリアフィレンツェ le arti orafe 卒
愛知県出身
趣味は古いイタリア車に乗ること
2006年帰国後に中古品のビジネスに出会い起業
2007年株式会社コーモドを設立
中古品業界も既に10年以上のキャリア
2023年、地域の買取り業者の検索サイト「ソレウル」を立ち上げ
これまで培った経験と知識を生かして、リユース業界の広報として尽力している
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